子育てコラム

怒らないようにと思っていても、毎日怒ってしまうのは母親失格?

2021年12月14日 5:00

怒らないようにと思っていても、毎日怒ってしまうのは母親失格?

前回の記事『子どもの積極性を左右する「ストロークバンク」とは』では、ストロークバンク(=子どもの心の財布)を満たしてあげることが、子どもの心の安定、自立につながるということを説明させていただきました。

それでも、こんなときはどうしたらいい? というケースも多く出てくると思いますので、実際にあった質問にお答えしていきたいと思います。

【いただいた質問】
「今日は、怒るのをやめよう!」と、思っていても、毎日怒ってしまいます。変わりたいけど、なかなか変われず、子育ては向いてないのかな? と思うこともあります。

【コペルとしての考え】
自分の心のなかに、プラスのストロークがたまっていれば、他人に対しても、プラスのストロークを発していくことができます。

逆に、マイナスのストロークがたまっていると、他人に対しても、マイナスを発しやすくなってしまう。これが、心のお財布(ストロークバンク)です。

これは子どもだけではなく、母親のあなたも同じです。

怒るのをやめようと思っているけど、なかなか変われない自分に、どんな言葉をかけていますか? 自分で自分の心のお財布に、マイナスのストロークをいれていませんか?

「ほんと、わたしはダメな母親。」と、自分で思っていませんか? そんなことはありません。子どもが5歳なら、お母さんも5歳のお母さんなのです。

わからないなりに、一生懸命子育てをしているのです。「今日は、怒るのはやめよう!」と、毎日のように、お子さんのために思っている素敵なお母さんなのです。自分をたくさんほめてあげてください。

眠る前に、自分にも「今日も頑張ったね。」と、自分に声をかけてあげてくださいね。自分に自分でプラスのストロークを伝えていると、子どもに対しても、プラスのストロークを与えられるようになります。

また、自分にプラスのストロークを与えてくれる人には、プラスのストロークをあたえたくなり、自分にマイナスのストロークをあたえる人には、マイナスのストロークをあたえたくなります。

それは、クルクルと回って、スパイラルに増大すると考えられています。

さあ、今日から自分のことも、褒めてあげましょう!

copel