インタビュー #トイレトレーニング

赤ちゃんのおむつ替え!助産師が教える、漏れない・ずれないポイント

2023年10月21日 16:22

きちんとつけているはずなのに、なぜか漏れてしまう…赤ちゃんのおむつについて、そんな悩みはありませんか。また、出産を控えているママ、パパには、おむつ替えがちゃんとできるか心配している方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、助産師ななおさんに、おむつ替えのコツや注意点などについてお話をうかがいました。

赤ちゃんの排泄(おしっこ・うんち)の特徴

新生児はおしっこの回数がとても多く、1日に15回から20回くらいおしっこをします。うんちの回数は赤ちゃんによって違い、母乳を飲んでいる子は多い傾向にあって1日に7回から10回くらいです。おっぱいを飲んだら出るというイメージですね。一方ミルクを飲んでいる赤ちゃんはそれよりも少なくなる傾向です。また、母乳、ミルクに関わらず丸1日でない便秘気味な子もいます。

新生児のあいだは一回に出る量がそれほど多くないので、おむつから漏れるということはあまりありません。生後2、3か月になってくると、赤ちゃんのお腹がしっかりしてきて一回に出る量が増えるので、漏れないようおむつを取り替えるタイミングなどに注意が必要になってきます。

赤ちゃんのおむつ替えのタイミングや回数は?

赤ちゃんの皮膚はまだ弱く、うんちが付いたまま放っておくと赤くなってしまいます。うんちが出たときは、すぐにおむつを取り替えてあげましょう。

おしっこについては、おむつにまだ吸い取る余裕があるうちは、すぐに替えなくても大丈夫です。とはいっても、あまり長く替えずにいると漏れや皮膚荒れの原因となるので気をつけましょう。赤ちゃんが大きくなって歩きはじめたら、おむつが重いと歩きにくいので、早めに替えてあげてください。

新生児の場合はおしっこの回数も多く、なかなかおむつ替えのタイミングが難しいので、授乳の前に取り替えてあげるのがおすすめです。おっぱいやミルクを飲んで寝てしまう赤ちゃんは多いですが、先におむつを替えておけば、おしっこをしてもそのまま起こさずに寝かせてあげることができます。ただし授乳後うんちをした場合は、取り替えてあげてください。

おむつ替えの回数は、赤ちゃんのうんちの回数にもよりますが、だいたい1日10回前後が平均的ではないでしょうか。

赤ちゃんのおむつ替えに必要なアイテム&便利なアイテム

<必要なアイテム>
・新しいおむつ
・おしりふき

<便利なアイテム>
・ドレッシングボトル
・おむつ替えシート
・ピクニックシート
・ティッシュやガーゼ

基本的には新しいおむつとおしりふきがあればOKですが、とくに新生児のあいだにあるとよいおすすめのアイテムは、ドレッシングボトルです。新生児はうんちの回数が多いため、おしりふきの摩擦で肌が赤くなってしまうことがあります。そこで人肌に温めたお湯をドレッシングボトルでかけてうんちを洗い流してあげれば、おしりふきで肌をこすらず押さえ拭きするだけでよいので、おむつかぶれの頻度を減らすことができます。洗い流したお湯は、古いおむつの背中の方の汚れていないところで受けます。汚れている部分は、体につかないよう折り込んでおいてください。

ドレッシングボトルを使うときれいになりますが、あまりお尻を上げすぎると背中側へ流れてしまうので注意が必要です。難しいようであれば、ドレッシングボトルは使わずに、おしりふきをお湯でしっかり濡らして洗い流すように拭いてあげると、あまりこすらずにきれいにできます。

また、お出かけのときにはおむつ替えシートがあると便利ですが、お出かけ時に限らず、普段からピクニックシートなどを敷いておくと、シーツや床が汚れるのを防止できます。

また、男の子の場合、おむつ替えのときにおしっこを飛ばしてしまうことがよくあるので、おしりふきやティッシュ、ガーゼなどをおちんちんにかぶせておくと、おしっこが飛び散らずに済みます。

赤ちゃんのおむつ替えの手順

<テープタイプ>

①新しいおむつをしっかり広げます。テープは付けたままでよいので、ギャザーなどのしわをきれいに伸ばしてから、開けて置きます。

②赤ちゃんの服を脱がせて、新しいおむつの上に寝かせます。このとき、新しいおむつか背中のあたりまで来るようにしておくと、おむつ替えの途中でおしっこやうんちが出てしまっても、キャッチできます。さらにピクニックシートを一番下に敷いておくと、ばっちりです。

③おしっこの場合は、古いおむつを外すだけでOKです。うんちの場合は、まず古いおむつの前の方の汚れていないところでこすらないように軽くふき取り、おむつの表側のきれいな面がお尻に当たるようにして、お尻の下に敷きます。その状態でおしりふきやドレッシングボトルなどを使ってお尻をきれいにしてあげましょう。このとき、女の子はうんちのばい菌が尿道や膣に入ってしまわないように、前からうしろの方向へ拭くよう気をつけてください。拭き終わったら、古いおむつは抜き取って、新しいおむつをつけてあげます。

<パンツタイプ>

パンツタイプの場合、新しいおむつを下に敷くことはできませんが、それ以外はテープタイプと同様です。おむつのサイドを切って外し、おしりふきできれいにして、最後に新しいおむつを履かせてあげてください。

赤ちゃんのおしっこやうんちが漏れる原因

赤ちゃんのおしっこやうんちが漏れてしまう原因はいくつか挙げられます。

①付け方に問題がある

左右のバランスがずれていたり、浅めにつけてしまったりすると、漏れる原因になります。腰より少し上におむつの背中側が当たるようにしてください。

②サイズが合っていない

赤ちゃんはすぐに大きくなるので、おむつが小さいと漏れる原因になります。また、反対に大きすぎても横漏れしやすくなってしまいます。

③おむつを長時間替えていない

おむつの吸水量をオーバーしてしまうと吸収できずに漏れてしまいます。

とくに生後2、3か月は、うんちの形状が下痢状で量も多いため漏れやすいので注意が必要です。

赤ちゃんのおしっこやうんちが漏れない付け方のコツ

①テープタイプはしわをしっかり伸ばします。
②太ももの部分のギャザーは内側に入り込んでいるとそこから漏れてしまうので、付けた後に外へ出しておきましょう。
③左右バランスよくつけられているかチェックします。
④テープの部分を逆八の字になるように付けると、ウエスト部分が密着して漏れにくくなります。

うんちがたくさん出てしまったときは、背中の部分にティッシュなどを詰めて応急処置をするのもOKです。

また、ムーニーの「うんちポケット」のように漏れない工夫がされているおむつもあるので、どうしても漏れる場合はメーカーを変えてみることもひとつの方法です。市販のおむつは、肌触りや赤ちゃんの肌との相性などメーカーによって全然違います。値段にも幅がありますので、ご家庭ごとにあったものを選んでみてください。

赤ちゃんのおむつを替えるときの注意点

まず、サイズが合っているか必ず確認してください。テープタイプでは、逆八の字につけたときにお腹を圧迫して呼吸しづらくなる場合があるので、きつく締めないように注意してください。

目安として、おむつとお腹のあいだに大人の指が1本入るくらいの余裕を持たせましょう。また、太もものギャザーが足に当たっていると肌トラブルの原因となるので、きっちり外に出すようにしてあげてください。

うんちは健康のバロメーターです。色や形などに異常がないか、よく観察してあげてください。

おむつ替えの失敗談もいつかは楽しい思い出に

初めての育児では、いろいろなことに不安を感じたり戸惑ったりしてしまうと思います。授乳やおむつ替えも慣れるまでは大変ですが、年月が経つと、きっといい思い出になります。ご家族の絆を深めるよい機会でもありますので、ぜひご家族で協力して、試行錯誤しながら育児を楽しんで欲しいと思います。

ななお

nanao

助産師

周産期センターや産婦人科クリニック、不妊治療専門クリニックでの勤務を通し、妊娠・出産・産後の母乳・新生児ケア、不妊症・不育症、婦人科系疾患のケアなどで6000人以上の親子をサポート。その経験を生かし、新米ママに向けた楽しい育児のための情報を発信中。

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