子育てコラム

アンデルセンの母に学ぶ、自信を育てる“ほめる”教育

2021年12月14日 5:00

目次

    息子の才能を信じて疑わなかったアンデルセンの母

    今回は「アンデルセンの母に学ぶ、自信を育てる“ほめる”教育」と題してお話ししていきましょう!

    皆さんご存じの童話の王様、アンデルセンは数々の童話を世に送り出しました。アンデルセンは多難な人生を送りましたが、70歳で永眠したときには、国葬として葬られています。

    「みにくいアヒルの子」はアンデルセンの自伝的作品であり、「マッチ売りの少女」は母親の幼い日の姿をもとに書いた作品だと言われています。

    アンデルセンの母は極貧の家で育ち、子ども時代“物乞い”に出されていました。しかし、見知らぬ人に声をかけることもできずに、一日中泣いていたそうです。貧しさのために教育を受けられなかった母は、文字の読み書きもできませんでした。

    しかし、やさしい愛情に満ちた心の持ち主で、息子のアンデルセンを熱愛していました。

    アンデルセンの母親は、

    「息子は天賦の才能を持っている」

    と信じて疑いませんでした。彼女は、息子のことを生涯ほとんど“偶像”のようにあがめ、誇りにしています。

    息子の才能を信じて疑わなかった母親の存在は、アンデルセンに自信を植え付けました!

    したいことをさせ、したくないことはさせない

    彼の成功の秘密は一家のある教育方針に隠されていたようです。

    アンデルセン一家では、

    「したいことをさせる。したくないことは無理にさせない」

    という教育方針が貫かれていました。

    アンデルセンの父親は、ラテン語を学びたかったのですが親に反対されて、靴職人を継ぐ道に進みました。そのことを後悔していた父親の口癖がこの教育方針だったのです。

    それでは、具体的にはどのようなことがあったのでしょうか?

    アンデルセンは5歳のころ、「幼児学校」に通い始めましたが、この学校の先生は、悪い子がいると容赦なくムチで打ちました。

    ある日、よそ見ばかりしていたアンデルセンは、とうとうムチで打たれてしまいました。すると、彼は本を抱えて家に帰ってしまいました。そして、「他の学校に行かせて欲しい」と母親に頼みました。

    すると、母親は息子の願いを聞き入れて、すぐに別の学校に転校させました。

    この場合、母親にも

    「体罰を与えるような学校には通わせたくない」

    という想いがあったそうですが、それにしても、一度打たれただけで転校させているのですから、

    「好きなようにやらせ、したくないことはさせない」

    という方針が貫かれていることがわかります。

    この教育方針のおかげで、アンデルセンは「したいことをする人生」を歩むことができました!

    子どもを信じ、ほめることが才能の開花につながる!

    大人になってもアンデルセンは、絶望の淵に立つような大変な状況を何度も味わいましたが、自分のやりたいことを追い求めてやり続けた結果、作家としての才能を花開かせました。

    子どもの能力を開花させるためには、

    「あなたには才能がある!」

    と信じてあげて、その子の心に自信を育み、温かく見守ることが大切なのではないでしょうか。

    そして、その子が心からやりたいと思うことが、その子の持って生まれた才能に結びついているということかもしれませんね!

    親の理想を子どもに押し付けず、彼らの好奇心の赴くままに行動させることもきらきら光る才能を育むうえではとても大切なことなのです!

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