子育てコラム

子どもの語彙を増やすための適切な「語りかけ方」のコツ

2021年12月14日 5:00

目次

    「語りかけ」の重要性について

    子どものころの語彙数が、様々な能力に関連しているという事実が、近年の脳科学でわかってきています。

    語彙数の多い子どもの家庭と、少ない子どもの家庭の、興味深い調査結果があります。家庭で話される会話のなかで、語彙数の少ない世帯の子どもが聞く単語数は、1時間に「平均600語」。語彙数が多い世帯の子どもは、1時間に「2,100語」だったそうです。

    これでは、子どもの語彙力に違いがでて当然で、この差はのちの学習力にも影響を与えます。

    でも、1時間2,100語は、休みなくしゃべり続けなければならない分量ではありません。1時間に15分間おしゃべりしている程度の分量です。ぜひ、以下の語りかけを参考に、子どもにたくさんの言葉をかけてあげましょう!

    以下では、語りかけの際に気をつけてほしいポイントをご紹介します。

    「豊かな語彙」で語りかける

    「見て、車」というかわりに「あれはタクシーよ。車の屋根に何か付いてるわね。お客さんを乗せてくれるのよ」などと説明してあげてください。

    「前向きな言葉」で語りかける

    前向きな語りかけのコツは、次の3つです。

    (1)子どもの言葉を言い換えて「くり返す」
    「ボール! そうよ、○○ちゃんはボールで遊んでいるのね」

    (2)「前向きなフィードバック」を与える
    「上手」「そうよ」をたくさん使い、「ダメ」「やめて」「下手」はなるべく言わない。

    (3)命令調ではなく「ていねいに頼む」
    「~してくれる?」「~できるかな?」
    何かをしてくれたら、「まあ、ありがとう!」と感謝。

    じかに語りかける

    脳は、顔と顔を合わせた対面の関わりによって刺激を受けます。その傾向が非常に強いため、実際の人との関わりの多さが、語彙力獲得の成果を大きく左右することになります。

    つねに語りかける

    話しかけられる回数が多い子どもは、脳が活性化します。出かける場所や会う人を増やすことが、見るものを説明したり、名前を教えたりする機会につながります。

    音読する

    本を読んであげることは最高の言語教育です。

    親の1日を話して聞かせる

    親が今日1日したこと、見たこと、思うこと、感じることを、説明しましょう。目を合わせ、笑いかけながら。話の「内容」は重要ではありません。

    「関心を持っていること」を説明してあげる

    質問を受けたら難しいと思われることでも、真剣に説明してあげましょう。

    これで、子どもの語彙力が増えること、間違いなしですね!

    copel