子育てコラム

我が子がイヤイヤ期に…対処法はあるのか?【基本編】

2021年12月24日 17:17

目次

    今回は、子どもの困った行動に対する、親の基本的な対応法をご紹介します。どの月齢においても同じ対応が役に立つので、是非実践してみてください。

    まずは、子どもの気持ちを受け止める

    「おもちゃで叩くほど嫌だったんだね」「お風呂に入るのが、嫌だったんだね」「靴、自分で履きたかったねー」等と、子どもの代わりに気持ちを代弁してあげてください。それによって、子どもは「わかってくれているんだ」と安心し、「こんな風に言葉で伝えたらいいんだ」と、気持ちの伝え方を学んでいきます。

    落ち着いてきたら、親の気持ちを伝える

    保護者の方がどんな気持ちなのか、優しく伝えてあげましょう。「おもちゃで叩くと怪我しちゃうね。痛かったよ」「おもちゃさんも痛かったね」「ごめんね。靴が履けるように、もう少し早く準備したら良かったね」「お風呂、すぐに入ってくれたらママ、助かるなー」などです。

    伝えるべきことを根気よく教える

    「人は叩かないよ」「お風呂はすぐに入ろうね」「出かけるときは、ママより先に行って靴を履いていてね」など、伝えたいことをお話しします。

    1歳児になにかを伝えても、ほとんど伝わっていないように感じられることと思います。しかし、根気よく小さいときから伝えていると、2歳児で半分くらい、3歳児になると話の大半を理解できるようになるため、正しい行動を繰り返し伝えていくことが大切です。

    上述したような優しい方法で大丈夫なのか、不安を感じる方もいらっしゃることでしょう。実際、「もっと、“ダメ!”と、きつく叱ったり、叩いたりしてしつけたほうがいいのでは?」「厳しく接しないと、わがままになったり、お友達に暴力を振るったりと、協調性のない子に育つのでは?」とご相談をいただいたこともあります。

    保護者の方がお子様をきつく叱ったら、一時的に、恐怖によって「イヤイヤ」を止めることはできるかもしれません。しかし、それは抑制機能が発達しているわけではなく、扁桃体の反応によって我慢に似た状態になっているだけなのです。無理に我慢させようと、反対に、抑制機能の健やかな発達を妨げてしまうこともあります。脳の発達のためには、子どもが安心して生活できる環境づくりが必要です。

    大坪可奈

    幼児教室コペル代表講師・ペアレントセラピスト主宰

    幼児教室コペルの代表講師として、30年間で10,000人以上の子どもたちとお父様・お母様を指導。近年は、日本全国や中国での『幼児教育の重要性』を伝えるセミナーが人気を集めている。 「子どもが自立するまでは親からのサポートが必要であるように、親が子育てを学び実践するまでは専門家からのサポートが必要だ」という信念に基づき、日常で実践できるようなほめ方・しかり方や、ケースバイケースの指導を大切にした母親勉強会も評判。 現在も、新宿ミライナタワー教室で、胎教・ベビーコースを行い、幼児教育を通じて、幸せな親子が増えて世の中がよくなることを願っている。 著書「自己肯定感を高める最強の子育て」(PHP出版)