子育てコラム

我が子がイヤイヤ期に…対処法はあるのか?【応用編】

2021年12月23日 18:54

目次

    今回は、イヤイヤ期の子どもの対応について、日常のなかで気を付けたいポイントや、おうちでできるゲーム感覚のトレーニングをご紹介します。

    「いつもと同じ」を心がける

    モンテッソーリ教育では、イヤイヤ期に当たる時期を「秩序期」と呼んでいます。この秩序期は、子どもが生活の秩序に大変敏感になる時期であるため、いつもと同じ環境を作ってあげることが大切です。「いつもと同じルートで通園する」「いつもと同じ場所に本を置く」など、いつもと同じになるように気をつけてあげると、「イヤイヤ」を少し減らすことができるでしょう。

    子どもに選択権を与えてみる

    日常のなかで、子どもに小さな選択をさせてあげてください。その日着る洋服や履く靴、遊ぶおもちゃや訪れる公園など、ちょっとしたことでも「どっちがいい?」「どっちにする?」と聞いてあげると、子どもの「自分でやりたい!」という気持ちが満たされて、「イヤイヤ」が減ってきます。

    最後に、アメリカで行われている、子どもの抑制機能を育てるためのプログラムをご紹介します。ゲーム感覚で、3歳ごろから楽しみながらできるものですので、ぜひ実践してみてください。

     

    ①音楽とダンスのゲーム
    音楽に合わせて踊り、ある音が聞こえたらダンスをストップするゲーム。合図に合わせてストップすることにより、踊り続けたいという気持ちを抑える練習ができる。

    ②お話のゲーム
    耳のカードと口のカードを準備し、二人組になる。カードを1枚ずつ配り、耳のカードを持っている人は聞き役、口のカードの人は話す役と、役割を決めてお話をする。耳のカードの子どもは、「話したい」という欲求を抑える練習ができる。

    ③ごっこ遊びのゲーム
    「お店屋さんごっこ」や「お医者さんごっこ」といったごっこ遊びで役割を演じることで、好きなように遊びたいという欲求を、自然に抑えられるようになる。

     

    ほかにも、ルールのあるゲームは、自分の欲求を抑える練習になります。楽しめるものから、ゆっくり始めてみてはいかがでしょうか?

    繰り返しになりますが、保護者の方が厳しく対応してしまうと、子どもの抑制機能は育ちづらくなってしまいます。しかし裏を返せば、保護者の方の対応次第で、子どもの脳の配線が伸び、抑制機能のような非認知能力の発達にもつながります。

    イヤイヤ期は、保護者の方にとってとても大変な時期であると同時に、子どもの脳とこころの土台ができていく非常に重要な時期でもあります。ポイントを押さえた対応で、子どものイヤイヤ期を乗り切りましょう。

    大坪可奈

    幼児教室コペル代表講師・ペアレントセラピスト主宰

    幼児教室コペルの代表講師として、30年間で10,000人以上の子どもたちとお父様・お母様を指導。近年は、日本全国や中国での『幼児教育の重要性』を伝えるセミナーが人気を集めている。 「子どもが自立するまでは親からのサポートが必要であるように、親が子育てを学び実践するまでは専門家からのサポートが必要だ」という信念に基づき、日常で実践できるようなほめ方・しかり方や、ケースバイケースの指導を大切にした母親勉強会も評判。 現在も、新宿ミライナタワー教室で、胎教・ベビーコースを行い、幼児教育を通じて、幸せな親子が増えて世の中がよくなることを願っている。 著書「自己肯定感を高める最強の子育て」(PHP出版)