子育てコラム

子どもにお手伝いをさせることによる幼児教育上の効果とは?

2021年12月14日 5:00

目次

    お手伝いの効果について

    子どもの成長の基礎となるのは、やはり日常の生活環境です。子どもはパパやママの行動をまねしたり、親に喜んでもらったりすることが大好きですよね。

    洗濯や食事の準備など、日常の家事をじっと見ていて「私(僕)もやりたい!」と主張することもあるかもしれません。

    そんなとき、日々の慌ただしい生活リズムのなかで、(自分で片付けたほうが効率がいいから)「大丈夫大丈夫!」「遊んでいていいよ!」などと対応すると、知らないうちに子どものやる気の芽を摘んでしまうことになってしまいます。

    自ら知りたいと思ったときの吸収力の高さ

    人はだれでも自ら育とうとする力を持っており、子どもが自分から知りたいと思ったときの吸収力は、大人が計り知れないほどの強いエネルギーを持っています

    たとえば、夕飯の準備の忙しい時間帯に、「あっちにいってて」というよりも、お手伝いをさせてみたら、そのほうがずっと子どもが喜んだという話があります。

    確かに日々のなかで、「私にもやらせて」とキッチンから離れようとしないわが子が、上手に卵を割れたときの顔を思い出せば、納得ですよね。

    お手伝いで子どものかんしゃくを解消する

    幼児期には、今、経験すべきことを環境のなかから選ぶ感受性が非常に敏感になります。この特別の時期を発見したのは、ド・フリースという生物学者で、「敏感期」と名づけました。

    人々は今まで、子どもが自分でやろうとしてかんしゃくを起こすのを見て困っていましたが、本当はたくさんのものを学んでいる大切な時期なのです。

    この「敏感期」をあらかじめ理解し上手に導けば、お手伝いすることが好きになり、自分の存在を肯定的に捉え、思いやりの心を持ちつつ、たくましく生きていくために必要な力がしっかりと身に付いていきます。

    その変化のプロセスは次のようなものです。

    【よりよい変化のプロセス】

    1.自由選択
    「やりたい!」と思ったことを自分の意思で始める。

    2.挑戦
    始めたことを何回も繰り返しながら集中する。

    3.達成感・充実感
    活動を達成し満足することによって、負のエネルギーが昇華。

    4.やる気
    もう一度、達成感を味わいたいと考えて再度挑戦する。

    こうした、いわば「人間力」のベースが、お手伝いという日常生活のなかで繰り返す活動を通じて幼少期から培われていくのです。

    親ができる最大のサポートは、子どもの「やりたい!」という気持ちを大切に、環境を整えてあげることですね!

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