インタビュー #旅行
赤ちゃんとの旅行デビュー!宿選びや旅支度のポイントをトラベルインフルエンサーが解説
2023年4月12日 10:00
旅気分が高まる今、「赤ちゃんと旅行に行ってみたい」と考えている親御さんも多いのではないでしょうか?「そう思った時にぜひ!」とおすすめしてくれたのは、トラベルインフルエンサーとして子連れ旅行の情報発信をしているぐりぐらママさん。
今回は赤ちゃん連れ旅行を楽しむための上手な宿選びや注意点などについてお話を伺いました。
~目次~
赤ちゃんは何ヵ月から旅行に行けるの?
子どもにとって旅行は初めての出来事がいっぱい。普段とは違うことを体験できるのが旅行の醍醐味ですし、帰宅後にはひとまわりもふたまわりも成長した我が子の姿を見られるのも大きなメリットです。
生後何ヵ月から旅行に行けるのかは一概には言えませんが、首が座ってからというのが最低限のラインになると思います。さらに子どもの免疫が安定してきた頃や、親御さんが育児のペースに慣れてきた頃というのも一つの目安になるかもしれません。以上を考慮しますと、赤ちゃんの旅行デビューは生後4ヵ月から半年頃がおすすめです。
子連れ旅行の旅先の選び方のポイント
ポイント①:自宅から2時間以内のエリアがおすすめ
特に決まった場所がない場合、最初の旅行先は自宅から概ね2時間以内のエリアをおすすめします。赤ちゃん連れ旅行の場合は、宿のお部屋で過ごすことが中心になると思うので、この後にご紹介する宿選びとセットで考えることが重要です。
ポイント②:周囲に室内遊びができる場所があるか
もう一つ旅行先を決める際にポイントとなるのが、チェックアウト後のプランです。屋外遊びが難しい乳児の場合は、全国のおもちゃ美術館や室内キッズパークのある場所の近くがおすすめ。赤ちゃん用のエリアもあって安心して遊ばせることができます。また、もう少し年齢が上がってくるとアニメのキャラクターにも興味が出てきます。好きなキャラクターに触れられるテーマパークに連れて行ってあげてもいいですね。
ポイント③:交通手段は車がベター
旅先までの交通手段は、授乳やオムツ替えのことを考えると車がベターですが、難しい場合は乗り換えなしの電車1本で行ける場所を選ぶといいと思います。もう一つ関連して、ベビーカーで行くか抱っこ紐にするかというのも気になるところ。個人的には赤ちゃんの体重が軽いうちは抱っこ紐の方が何かと楽でしたが、旅行先でどのような観光をするかで考えてみてください。例えば石畳の通りを歩くならベビーカーは大変ですし、舗装されたテーマパークで過ごすなら抱っこよりベビーカーの方が楽かもしれませんね。
赤ちゃんに優しい宿泊施設の選び方
宿選びのポイント①:赤ちゃん連れ用のプランがある
赤ちゃん連れ旅行では宿選びがとても重要です。「赤ちゃんウェルカムプラン」や「パパママ応援プラン」といった赤ちゃん連れ用のプランを用意している宿もあるので、そのような中から選ぶのもおすすめです。旅行検索サイトでも「ウェルカムベビーのお宿」として特集されていますので、そちらも上手に活用してみてください。
これらのプランでは、ベビーベッドやベッドガード、哺乳瓶の消毒セットやベビーシャンプーの貸し出し、お尻ふきやオムツ、離乳食などの無料提供など宿によってさまざまなサービスがあります。事前に何を提供してもらえるかを調べておきましょう。
宿選びのポイント②:部屋のお風呂に洗い場があるか、貸切風呂が使えるか確認
赤ちゃん連れ旅行で部屋を選ぶポイントをいくつかご紹介します。まず気をつけたいのは、お風呂です。ユニットバスですと赤ちゃんの体を洗うのが少し大変かもしれません。お風呂付きの部屋の場合は洗い場があるかを確認しておきましょう。温泉旅館の場合、大浴場に赤ちゃんが入れないこともあるので、貸切風呂が使えるかも確認するといいと思います。
宿選びのポイント③:食事は部屋食か個室の食事処
次に食事ですが、まだ小さいうちは部屋食の方が親御さんもゆっくりと食事を楽しめます。部屋食ができない場合は、個室の食事処が使えるかを聞いてみましょう。逆にファミリー向けのレジャーホテルのビュッフェですと子連れがほとんど。大体誰か泣いているので、気兼ねなく楽しめるかもしれませんね。
宿選びのポイント④:ベッドよりも畳敷の和室を
最後に洋室と和室のどちらが良いのかも気になるところですが、ハイハイやずり這いをし始めたら、ベッドよりも畳敷きの和室を選んだ方が安心です。
子連れ旅行の持ち物、おすすめ便利アイテム5選
ここでは着替えや粉ミルクなどの基本的なアイテムは割愛し、私が持っていって意外と便利だった物をいくつかご紹介します。
①使い捨てスタイ
まずは使い捨てスタイ。1日3食を外食してその度に汚れたスタイを洗うのは結構大変です。使い捨てができる素材のスタイを日数×3食分用意しておくとラク。
②使い捨て哺乳瓶・液体ミルク
使い捨てスタイと同様の理由で使い捨て哺乳瓶もおすすめです。今は液体ミルクもあるので、そちらを利用してもいいですね。
③チェアベルト
次に椅子に取り付けて赤ちゃんを固定できるチェアベルトです。宿泊先にはキッズ用の椅子があっても、その道中やチェックアウト後に寄るレストランにはない場合もあります。そのような時にチェアベルトがとても重宝しました。
④ヌードルカッター
それとお食事関係では離乳食用のスプーンとフォークに加えて、ヌードルカッターも活躍しました。うどんだけではなくお肉類も小さくカットできて便利です。
⑤遊び慣れたおもちゃと新しいおもちゃ
最後に忘れてはいけないのが、赤ちゃんのご機嫌を取ってくれるもの。これがあると落ち着く、というような精神安定剤がわりになっているものがあればお忘れなく。そして赤ちゃんの興味を引くような新しいおもちゃと、遊び慣れたいつものおもちゃは持っていくことをおすすめします。
赤ちゃん連れの旅行は荷造りだけでも大仕事です。事前に必要な物をチェックリストにして計画的に準備していきましょう。
赤ちゃん連れ旅行の注意点は?
赤ちゃん連れ旅行は、赤ちゃんも親も少しずつ慣れていくことが大切。ですから最初は近場の宿を選んで、だんだん遠くの場所へ。宿泊数も最初は1泊から始めてみてください。
赤ちゃんだけに限らず子どもと旅行をする場合は、子どもの体調が最優先。ある程度はキャンセルを覚悟して予約することをおすすめします。中には前日までキャンセル料無料の宿もありますし、場合によっては「キャンセル保険」に加入することを検討してもいいかもしれません。
宿泊先を予約する時は、赤ちゃん連れであることを事前に伝えておくと到着してからがスムーズです。ネット予約であれば、備考欄などに書いておきましょう。それと一緒に配慮してほしいことや借りたいものなども先に伝えておけるといいと思います。和室の部屋を選ぶ場合は、壊れたら困る壺や花瓶などをあらかじめどけておいてもらえるよう伝えておくと安心です。
小学校入学までに旅行を思い切り楽しんで!
赤ちゃんとの旅行は赤ちゃんが楽しむのはもちろんですが、普段は家事、育児、仕事で疲れているパパママにとってもご褒美のようなものです。美味しいご飯や温泉でのんびり癒される時間を楽しんでほしいと思います。
小学校に入学するとお子さんも学校を休みにくくなりますし、年齢が上がると親よりも友達との時間が楽しくなってくるもの。ですから育休中や比較的休みやすい保育園、幼稚園のうちが子連れ旅行のチャンス。行きたいと思った時にどんどん行って、たくさんの思い出を作ってくださいね!
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