子育てコラム

人間の良心は「本能」と「教育」どちらによるもの?

2021年12月14日 5:00

良心は生まれながら本能のなかに備わっている

コペルでは徳育を掲げていますが、これは人間が元々持っている”善”を引き出すことを目的としています。

最新の脳科学の力で、人間が潜在的に持つ”善”も明らかになりつつあります。人間に備わった良心に関する最新の研究結果をいくつか見てみることにしましょう。人間は生まれながらにして善の心が備わっているということがわかると思います。

赤ちゃんでさえ基本的なモラルがある

最近の研究では、人間の赤ちゃんは思っていたよりもずっと賢いということが判ってきています。実は基本的な善悪の判断能力も生まれた直後から備わっていることまで判明しました。

たとえば、ある研究で赤ちゃんに正義と悪役が登場する人形劇を見せたあと、その人形を渡すと、約8割が正義の人形を手にしました。さらにそれらの人形の横にお菓子を並べ、赤ちゃんが自由にお菓子を取れるようにすると、ほとんどの赤ちゃんは悪役の人形からお菓子を取り上げました。

災害時などの非常時に現れる心理

テロや地震などの大規模な災害が発生した場合、人々はパニックに陥り自分だけが助かろうとする。というのが大方の予想ではないでしょうか。しかし研究結果は正反対のことを示唆しています。

多くの人は通常よりもむしろ冷静になり、周りをよく見て、お互いに助け合うようになるのです。確かに犯罪も起こりますが、支えあう人に比べればささいな数でしかありません。

人は嘘をつくと病気になる

ある研究で嘘を禁じたグループとそうでないグループを10週間に渡って観察した結果、嘘をつくことが許されていたグループは、正直者グループに比べて、病気に罹る確率が高かったといいます。しかも正直者グループは健康状態が改善し、お互いのコミュニケーションも良好だったということです。

すなわち嘘をつかないでいるほうが人間の本能的な姿であり、ストレスが少ない状態だと考えられます。

人間は他者と共感し、親切に振る舞うようにプログラムされている

人間の脳には他者と共感する感性が深く組み込まれています。

バージニア大学の研究者が、被験者に電気ショックを与え、その反応をMRIで観察しました。その結果予想通り、被験者は脅威に対応する脳の領域で活動が活発になりました。

しかし意外にも、その様子を見ていた友達の脳においても、同じ程度の活発化が見られたのです。さらに友達の手をただ握っているだけで、脅威に対する影響やストレスが大幅に軽減されることを発見しました。

誰もが良心を持って生まれてくる

したがって、世のため人のためになりたいという気持ちはきれいごとではなく、人間の根本的な欲求であるということがわかると思います。

コペルでは、この生まれつき持っている良心を最大限に活かすサポートをしていきます。

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