子育てコラム

子どもを「甘えさせる」ことと「甘やかす」ことの違いとは

2021年12月14日 5:00

目次

    甘えさせることの大切さ

    「甘えさせること」と「甘やかすこと」の違いをご存知でしょうか?

    愛情をたっぷり注いで育てるというといいことに思いますが、しかし「これは子どもをわがままにさせてしまうのでは?」と甘えさせていいのか迷うことがあるかもしれません。

    今回は、甘えさせることと甘やかすことの違いを整理していきましょう!

    「甘えさせる」とはどういうことか

    「甘えさせる」というのは、たとえば子どもが「抱っこして~」と寄ってきたときに、「大好きよ。」と抱っこしてあげることです。「ねえ、ママあのね。」と話しかけてきたら、「なぁに?」と子どものほうを向いて話を聞いてあげることです。

    親にたくさん甘えられた子どもは、「甘えたいという気持ち」が満たされるので、スムーズに自立することができます。

    ところが、充分に甘えさせてもらえなかった子どもは、「甘えたいという気持ち」がいつまでも残ってしまうので、上手に自立することができないのです。

    子どもは、忙しいときにかぎって、「ママ、ママ~」と甘えてきたりします。そんなときは、どんなに忙しいときでも、10秒でいいからしっかり抱きしめてあげてください。1分でいいから、「なぁに?」と話を聞いてあげてください。

    それだけで、子どもは親の愛情を実感できるのです。

    安心は心の安定につながりますし、それがやる気、頑張る気持ちにつながります。これが、「甘えさせる」ということです。

    「甘やかす」とはどういうことか

    たとえば、「ママ、抱っこして~」と甘えてきたとき、「アイスあげるから、食べててね。」とか、「いま、忙しいからビデオみようね!」などと、対応することです。

    つまり、子どもの甘えたちという気持ちに「心」で応えず、「物」などを与えてしまうことです。

    「心」が欲しい子に「物」を与えてしまうと、物だけでは満足できないのでわがままはエスカレートしていきます。「心」が欲しい子には、「物」ではなく愛情を与えなければならないのです。

    スーパーでお菓子を泣いてほしがる子には、「あれが食べたかったね。でも、今日は買う日じゃないから帰ろうね。」と抱きしめて愛情を与えてください。

    そして、お子さんが落ち着いたら「がまんできたね。」とほめて、心を育ててください。

    ねだられると時間に関係なくジュースやお菓子を与える、欲しがるだけおもちゃを買い与える、見たがるテレビやゲームは見たいだけ見せるといった物を制限なく与えることを、「甘やかす」といいますので区別しておきましょう。

    正しく甘えさせることが重要

    「甘えさせる」と、自尊感情が育ちます。以前は、親に「甘える」「依存する」と、子どもの自立が遅れると言われていました。

    「抱きぐせがつくから抱いてはいけない。」「そんなに甘やかすと甘えん坊になる。」など、いまでも耳にすることがありますが、実はその逆なのです。いまでは、小さいときに親にたくさん甘え、充分に依存することが子どもの自立につながると考えられています。

    しっかり愛情を注ぎ、充分に甘えさせてあげましょう。

    copel