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すももさん
表情が暗いことは何か理由があると思うのですが、保育園のことなのかご家庭のことなのか、判断がつかないということですね。
気になるのであれば、理由をお子さまにたずねても良いと思いますが、一緒に楽しい時間を過ごしている時に、「保育園では何して遊んでるの?」と明るく聞いてみてはどうでしょう。表情が暗いと思った時ではなく、心が通っている気がする時が良いです。それで話してくれたら対応を考えられますが、何も言ってくれない時には、やはり見守ることになるかと思います。
子どもの心を育てるために大切にしたい考え方として「子どもの力を信じて見守る」姿勢があります。大人ができるサポートはしてあげたいですが、それが過度に干渉することにならないことも大切です。もちろん放っておくのではなく、あくまでも「見守る」姿勢です。何かあればすぐに助けるつもりで。ご家族団欒の時には、親子で一緒に楽しむことが気持ちを明るくしてくれるのではないかと思います。
あさりさん
批判覚悟で書き込むのですが、口達者な5歳(園児)に腹が立って叩きたくなる感情を必死に抑えています。ちょっとしたことですぐに「でも〇〇じゃん」「それって本当なの?」などの口答えや屁理屈を言うからです。ちっちゃいひろゆきみたいな感じです。言われる私も腹が立ちますし、小学校に上がったら先生やクライスメイトに嫌われるのではないかと心配でもあります。
反抗期と言えば、10代の思春期と考えられていますが、5歳から小学校入学に向けての幼児期にも『中期反抗期』と言われる反抗期があります。この時期は、自分でできることが増え、自分で考えて自分でやりたいという気持ちが強くなります。
一方で、この自立心が満たされないと、反抗的な態度になって現れることがあります。
親から見るとまだまだ未成熟な部分が多いので、生意気に感じ、腹が立つことも多くあります。
しかし、近年、この時期にまわりの言うことを聞かない子ほど、将来有望であると言われています。
ルクセンブルグ大学で、3000人の子どもたちの40年後の職業的成果・年収を追跡調査したところ、「幼少期に反抗的だった子ほど、将来高収入になりやすい」ということがわかったそうです。
また、アップルのスティーブ・ジョブズさんやフェイスブックのマーク・ザッカーバーグさんなどのIT起業家は、子どものころ「素直でない」「協調性がない」「まわりの言うことを聞かない」性格だったそうです。
今までは、親や教師に従順な子どもほど、偏差値の高い学校に入り、高収入な仕事につくと考えられてきましたが、「幼児期に反抗的な子ども」の方が、イノベーションを起こす時代と言われています。
確かに、教室の生徒さんも中期反抗期がひどく、お母さまを困らせていたお子さんほど、6年生で卒業するころには大きな夢を語り、たのもしく成長されていると感じます。
今は、イライラしたり、心配に思うこともあるかもしれませんが、きっと立派に成長されることと思います。
一見、短所に見えることは、大きな長所です。
将来大物になると信じ、これからも味方になってくださると、よい結果になるのではないかと思います。
浜田さん
6歳の女の子を育てている母親です。女の子は言葉を理解するのも話すのも早いと聞いていましたが、娘はこちらからの簡単な質問にも答えられないときがあり、「もしかして年齢のわりに言葉の理解力が低いのでは?」と心配です。
私が近所の同い年の子(女子)と話したとき、その子はしっかり会話のキャッチボールができていたため、どうしても娘と比べてしまいます。
もし、何かしらの障害があるなら早めに医療機関で検査を受けた方がいいと思いますが、主人は焦りすぎだと。。。皆さんならどうしますか?
ご相談ありがとうございます。言葉の理解や出方は個人差が非常に大きいので、友達と比較して心配になるというお話をよくうかがいます。年齢相応かどうかよりも、きちんとステップを踏んで進んでいるかの方が重要かと思います。
「簡単な質問にも答えられない時があり」とありますが、いつもではなく時々と言うことでしょうか。もしそうなら、会話に集中できていないことが理由として考えられます。行動には、意識しなくてもできることと集中が必要なことがあります。例えば大人だとそれほど意識しなくても靴ひもを結べますが、子どもだとできるようになってもしばらくは集中が必要ですね。経験を重ねると情報処理がスムーズになり、意識しなくてもできるようになっていきます。これは様々な行動に当てはまりますが、会話も情報処理であり行動なので同じです。私たち大人は母国語の簡単な会話なら意識しなくてもできますが、これが英語だと知っていたとしても記憶から引き出すのに集中が必要ですね。
子どもは言葉を使う練習中ですから、やはり集中していないと難しいこともあるのだと思います。会話の時にはできるだけ集中できるように、別のことに意識が向いている時には様子を見て話しかける配慮をし、たまたま上手にこたえられなかったときには次への学習だと思って、丁寧な会話を心がけることかと思います。質問の意味をかみ砕いたり、別の言葉で言い換えてあげたりするのも良いですね。何か障害があるのでは?という点については、あまり心配しすぎずに専門機関にご相談されるのが良いかと思います。まずは地域の療育センターや福祉教育課などへご相談されてみてはいかがでしょうか。専門家から見て特に苦手な点があれば、そのためのサポートは色々とアイディアがありますし、障害の有無にかかわらずお子さまの成長の助けになると思います。
言葉の発達は個人差が大きく、同年齢の子どもと比較して心配になる、というご相談は多くあります。「簡単な質問にも答えられなときがあり」ということですが、いつもではなく場合によってということでしょうか。
これは幼児にはしばしばあることで、例えば知っているはずなのに、改めて質問されると答えられなかったりすることがあります。日常の多くの行動は無意識に行われていると言われますが、無意識的な行動も最初からそうだったわけではなく、何度も繰り返すことで情報処理がスムーズになり意識に上らせなくても行動できるようになっていきます。
例えば「靴ひもを結ぶ」のは大人は無意識にできますが、できるようになったばかりの子どもでは集中しないと難しいですね。無意識にできるところまで行動が繰り返されていないためです。そして、スムーズな情報処理のためにどの程度の経験が必要か?には個人差があり、行動によっても異なります。「話す」ことも、子どもはまだ経験が少ないことに加え、スムーズな情報処理に必要な経験の量には個人差があるのです。うまく答えられない時には、質問をわかりやすく言い換えたり選択肢を出したり、学習に生かせるように考えてみてください。なにかしら障害の可能性についてですが、あまり心配しすぎずに地域の療育センターや福祉教育の窓口へ相談されてみてはいかがでしょうか。お子さまの状態により専門的なサポートは色々ありますので、障害の有無にかかわらず成長の助けになると思います。